＜＜あらすじ＞＞

糟山 葛彦（カスヤマ クズヒコ）は金持ちである
大地主である父親から管理を任されたいくつかの土地を、己が才覚で運用し
三年余りで十倍ほどに増やし、左団扇で暮らしている。才能があったのだろう。

そんな彼はギャンブル狂いであり、他人を陥れる事に人一倍の喜びを感じる。
そう、控えめに言ってこの男、クズである。

葛彦は今日もスロットで負けていた。有り余る投資の才能とくらべて、ギャンブルは
恐ろしいほど才能がなかったのだ。
ムシャクシャしていた彼は、気晴らしを思いつく。
以前からお気に入りだった姉妹を陥れてやろう、と。下ごしらえは何か月も前から
済ませている。
スロットで負けることさえ、彼にとっては快感プロセスの一つに過ぎなかった。
このところ自分を負けさせている台のキャラクターに似ている姉妹。
こいつらをセックスでボコボコにして、人生を終わらせてやろう。

下卑た笑みを浮かべて、彼は姉妹が運営する雑貨屋に向かい歩を進めていくのだった。

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